中国系レンズメーカーの勢いが、また一段と面白くなってきました。Photo Rumorsによると、SiruiとSongrawが来週にかけて新レンズを発表する予定とのことです。
今回名前が挙がっているのは、Siruiのコンパクトな「ポケット望遠レンズ」と、Songrawの「AF 85mm f/1.2 Youth Edition」。どちらもまだ詳細スペックは限られていますが、方向性だけ見てもかなり気になる内容です。
特に面白いのは、どちらも単純なハイスペック競争ではなく、今のミラーレスユーザーが欲しがる“現実的な使いやすさ”を狙っているように見えるところです。軽く持ち出せる望遠レンズ、そして手に取りやすそうな85mm F1.2。このあたりは、かなり刺さる人が多いのではないでしょうか。
詳細解説
まず注目したいのが、Songrawの「AF 85mm f/1.2 Youth Edition」です。発表予定日は7月8日で、Sony EマウントとNikon Zマウント向けとされています。
85mm F1.2というだけで、ポートレート好きにはかなり響くスペックです。大きなボケ、浅い被写界深度、被写体をしっかり浮かび上がらせる描写。85mmという焦点距離とF1.2の組み合わせは、まさに王道のポートレートレンズと言えます。
ただ、一般的に85mm F1.2クラスのレンズは高価で、大きく重くなりがちです。純正レンズなら価格もかなり覚悟が必要ですし、気軽に試せるジャンルではありません。
そこで気になるのが、「Youth Edition」という名前です。直訳すれば若者向け、あるいはライトユーザー向けのようなニュアンスがあります。つまり、SongrawはF1.2という強いスペックを、より手に取りやすい形で提供しようとしているのかもしれません。
もちろん、価格や重量、AF性能、描写性能がどこまでまとまっているかは、正式発表を見ないと分かりません。ただ、もしF1.2らしいボケ味を残しつつ、価格とサイズを抑えてくるなら、ポートレート用レンズとしてかなり面白い存在になりそうです。
一方で、Siruiからは7月2日にコンパクトな「ポケット望遠レンズ」が登場する予定とされています。こちらはまだ焦点距離や開放F値などの詳細が分かっていませんが、「ポケット望遠」というキーワードだけでもかなり気になります。
望遠レンズは、どうしても大きく重くなりがちです。背景を引き寄せる圧縮効果や、遠くの被写体を切り取る楽しさはあるものの、持ち出すハードルが高いのが悩みどころですよね。
もしSiruiが本当にポケットサイズと言える望遠レンズを出してくるなら、旅行、スナップ、街歩き、子どもやペットの撮影などでかなり使いやすい選択肢になるかもしれません。大きな望遠ズームを持ち歩くほどではないけれど、スマホでは撮れない圧縮感や背景分離を楽しみたい。そんなニーズに合いそうです。
Siruiはこれまで、三脚やシネレンズ、アナモルフィックレンズなどで存在感を高めてきたブランドです。最近はAFレンズでも少しずつ注目度が上がっており、今回のポケット望遠がどのような仕様になるのかはかなり楽しみです。
中国系レンズメーカーの勢いがすごい
ここ数年、Viltrox、7Artisans、TTArtisan、Sirui、Laowa、Meike、Songrawなど、中国系レンズメーカーの勢いは明らかに増しています。
以前は「安いけれどクセが強い」「MF中心で趣味性が高い」という印象もありましたが、最近はAF対応、軽量化、マルチマウント展開、デザイン性の向上など、かなり実用寄りに進化しています。
特にSony EマウントやNikon Zマウント向けに、純正では高価になりやすい大口径単焦点を出してくる流れはかなり面白いです。ユーザーからすれば、選択肢が増えるのは単純にありがたいですし、純正だけでは手が届きにくい焦点距離や明るさを試しやすくなります。
もちろん、AFの安定性、逆光耐性、防塵防滴、サポート体制など、純正レンズに比べて気になる部分はあります。それでも、価格とスペックのバランスを考えると、サードパーティレンズの存在感は今後さらに強くなっていきそうです。
テックファン視点での注目ポイント3選
1. 「ポケット望遠」という方向性がかなり気になる
Siruiの新レンズで一番気になるのは、やはり「ポケット望遠」というコンセプトです。望遠レンズは撮れる写真が大きく変わる一方で、持ち出すのが面倒になりやすいジャンルでもあります。
そこをコンパクトにまとめてくるなら、日常的に使える望遠レンズとしてかなり価値があります。旅行先で少し遠くの建物を切り取る、街中で圧縮感のあるスナップを撮る、子どもやペットを少し離れて自然に撮る。こうした使い方がしやすくなるなら、かなり実用的です。
スマホではどうしても苦手な、望遠ならではの背景整理や圧縮感を小さなレンズで楽しめるなら、それだけで十分魅力があります。
2. Songrawの85mm F1.2は価格次第で化けそう
SongrawのAF 85mm f/1.2 Youth Editionは、名前からして価格を意識したモデルになりそうです。85mm F1.2というスペックは非常に強いですが、問題はそれをどれだけ現実的な価格とサイズで出せるかです。
もし手に取りやすい価格で、AF性能も実用的、開放からそれなりに使える描写なら、ポートレート撮影を始めたい人にとってかなり魅力的な選択肢になります。
もちろん、F1.2レンズは設計が難しいので、開放の甘さや色収差、AF速度などは気になるところです。それでも、純正の高価な大口径レンズに手が出ないユーザーにとって、試しやすいF1.2が増えるのは歓迎したい流れです。
3. EマウントとZマウント中心の展開に注目
Songrawの85mm F1.2 Youth Editionは、Sony EマウントとNikon Zマウント向けとされています。Eマウントはサードパーティレンズが非常に豊富ですが、Zマウント向けにもこうしたレンズが増えてきているのは注目ポイントです。
Nikon Zユーザーにとっては、純正以外の選択肢が増えるほどシステムとしての魅力が上がります。特に85mm F1.2のような大口径ポートレートレンズは、選択肢が増えるだけでもかなり大きいです。
今後、SongrawやSiruiのようなメーカーがどのマウントまで展開してくるのかも気になります。E/Zだけでなく、LマウントやXマウント、RFマウントなどに広がれば、さらに面白くなりそうです。
まとめ
Siruiのポケット望遠レンズと、SongrawのAF 85mm f/1.2 Youth Editionは、どちらも正式発表前ながらかなり気になる存在です。
Siruiは、望遠レンズの「大きくて重い」というイメージをどこまで崩せるのか。Songrawは、85mm F1.2という強いスペックを、どこまで手に取りやすい形にできるのか。この2点が今回の注目ポイントです。
最近の中国系レンズメーカーは、単に安いだけでなく、ユーザーが実際に欲しい隙間をかなりうまく突いてきます。軽い望遠、大口径なのに手が届きやすい単焦点、マルチマウント対応。こうした動きは、カメラユーザーにとってかなりありがたい流れです。
もちろん、最終的な評価は正式なスペック、価格、実写レビューを見てからになります。それでも、今の段階で期待したくなるだけの面白さは十分あります。
7月2日のSirui、7月8日のSongraw。来週の発表で、どんなレンズが出てくるのか注目しておきたいところです。
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情報元(Source): Photo Rumors
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