富士フイルムのGFXシリーズを使っている人にとって、かなり気になるニュースが出てきました。Meikeが、Fujifilm GFXマウント向けの「AF 85mm F1.8」を7月にリリースする見込みです。
GFXといえば、44×33mmセンサーによる豊かな階調と高い解像感が魅力の中判デジタルシステムです。一方で、レンズの選択肢はフルサイズやAPS-Cと比べるとまだ限られており、特にAF対応のサードパーティ製レンズはかなり貴重です。
そこにMeikeがAF対応の85mm F1.8を投入してくるとなると、これはかなり面白い動きです。純正GFレンズとは違う価格帯で、GFXをもっと気軽に楽しめる選択肢が増えるかもしれません。
詳細解説
今回のMeike AF 85mm F1.8は、もともと他マウント向けにも展開されている85mm F1.8を、GFXマウント向けに投入する流れと見られています。China P&E Imaging Showでも実機が展示されており、GFXボディに装着された状態の写真も出ています。
ここでまず注意したいのが、焦点距離の換算です。GFXの44×33mmセンサーはフルサイズより大きいため、85mmはフルサイズ換算で約67mm相当になります。つまり、一般的なフルサイズの85mmポートレートレンズよりも少し広めの画角です。
そのため、このレンズは「135mm相当の圧縮感を狙う望遠ポートレートレンズ」というより、「GFXで少し余裕のある中望遠を楽しむレンズ」と見るほうが自然です。人物を大きく切り取りすぎず、背景も少し入れながら、GFXらしい立体感やボケを活かすような使い方に向いていそうです。
開放F値はF1.8。GFXの大きなセンサーと組み合わせると、被写界深度の浅さはかなり期待できます。フルサイズ換算で考えると、画角は約67mm相当、ボケ量の感覚としてはF1.4相当くらいに近くなるため、背景を柔らかくぼかした撮影にも十分使えそうです。
もちろん、GFXの高画素センサーでどこまで解像できるのか、周辺画質や色収差、AF速度、瞳AFとの相性などは実写レビューを見ないと分かりません。ただ、GFX用のAFレンズがサードパーティから出てくること自体に大きな意味があります。
MeikeがGFXに来る意味
Meikeはこれまで、比較的手に取りやすい価格帯のレンズを数多く展開してきたメーカーです。純正レンズほど高価ではないものの、AF対応や実用的な描写を備えたレンズを出しており、コストパフォーマンス重視のユーザーにはなじみのあるブランドだと思います。
そのMeikeがGFX向けにAFレンズを出すというのは、GFXシステムの裾野が少し広がってきたサインにも見えます。GFXボディ自体は以前より現実的な価格になってきましたが、レンズまで含めるとまだまだ導入コストは高めです。
特に純正GFレンズは描写性能こそ素晴らしいものの、価格もサイズもそれなりに重くなります。そこに、もう少し気軽に試せるAFレンズが加われば、「GFXを使ってみたいけれどレンズ予算が厳しい」という人にとって大きな後押しになるはずです。
もちろん、Meikeのレンズが純正GFレンズと同じ土俵で勝負するとは限りません。むしろ、価格、サイズ、AF対応という実用面で、GFXユーザーに新しい選択肢を用意するレンズと見るのがよさそうです。
主要スペックまとめ
現時点で分かっている情報を整理すると、以下のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| レンズ名 | Meike AF 85mm F1.8 |
| マウント | Fujifilm GFX / Gマウント |
| フォーカス | オートフォーカス対応 |
| 焦点距離 | 85mm |
| フルサイズ換算 | 約67mm相当 |
| 開放F値 | F1.8 |
| 発表・発売時期 | 7月予定 |
| 主な用途 | ポートレート、スナップ、人物撮影など |
詳細な価格、重量、最短撮影距離、光学構成などは、正式発表や販売ページの公開を待つ必要があります。
テックファン視点での注目ポイント3選
1. GFXに“手頃なAFレンズ”が増える意味は大きい
GFXシステムは魅力的ですが、レンズまで含めるとどうしても価格のハードルがあります。だからこそ、MeikeのようなメーカーがAF対応レンズを投入してくる意味はかなり大きいです。
サードパーティ製の選択肢が増えれば、GFXはプロ専用の高価なシステムという印象から、もう少し趣味でも楽しめるシステムに近づいていきます。純正GFレンズをそろえるのは難しくても、まず1本手頃なAFレンズでGFXの描写を楽しむ。そういう入口ができるのはかなり歓迎したい流れです。
2. 85mmだけど、GFXでは“約67mm相当”になる
このレンズで一番間違えやすいのが焦点距離の感覚です。85mmと聞くと、フルサイズの王道ポートレートレンズを想像しがちですが、GFXでは約67mm相当の画角になります。
つまり、フルサイズの85mmほど狭くなく、もう少し自然な距離感で人物を撮れるレンズです。バストアップだけでなく、少し引いたポートレートや環境を含めた人物撮影にも使いやすそうです。
一方で、F1.8という明るさとGFXの大きなセンサーを組み合わせることで、ボケ量はかなり期待できます。広すぎず、狭すぎず、GFXらしい立体感を活かしやすい焦点距離になりそうです。
3. AF性能が評価の分かれ目になりそう
GFXで使うAFレンズとなると、やはり気になるのはオートフォーカス性能です。高画素センサーではピントのズレがかなり目立ちますし、開放F1.8で人物を撮るなら、瞳への正確な合焦も重要になります。
MeikeはこれまでにもAFレンズを出していますが、GFXという大きなセンサー向けでどこまで快適に動くのかは注目ポイントです。AF速度、迷いの少なさ、瞳AFへの対応、動画時の挙動など、実際の使用感がかなり気になります。
逆に言えば、ここがしっかりしていれば、このレンズの評価は一気に高まりそうです。価格が手頃で、AFも実用的で、GFXらしい描写が楽しめるなら、かなり魅力的な1本になると思います。
まとめ
Meike AF 85mm F1.8のGFXマウント版は、GFXユーザーにとってかなり気になる新レンズです。85mmという焦点距離はGFXでは約67mm相当になり、フルサイズの85mmよりも少し広めの画角で、人物撮影やスナップに使いやすそうです。
特に注目したいのは、サードパーティ製のAFレンズがGFX向けに増えてきていることです。GFXシステムはボディの選択肢も広がり、以前より手が届きやすくなってきましたが、レンズまで含めるとまだ高価なシステムです。そこにMeikeのようなメーカーが入ってくることで、GFXの楽しみ方はさらに広がるはずです。
もちろん、最終的な評価は価格、画質、AF性能、ビルドクオリティを見てからになります。特にGFXの高画素センサーでどこまで描写できるか、開放F1.8でどれだけ安定してピントが合うかは重要です。
それでも、GFX用のAF 85mm F1.8というだけで十分に面白いニュースです。純正GFレンズとは違う、より手軽な選択肢としてどこまで存在感を出せるのか。7月の正式発表を楽しみに待ちたいところです。
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情報元(Source): Photo Rumors
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