
ついに、Nothingから新たな一手が放たれました。
Nothingから、新たな低価格モデル「Phone (4b)」が登場しました。
先日このブログでは、初代Nothing Phone (1) のソフトウェア更新終了について取り上げましたが、Nothingというブランドの出発点だったPhone (1) がひとつの区切りを迎えた一方で、今回のPhone (4b) は、同社がさらに幅広いユーザーへ向かう新しい一手と言えそうです。
Phone (4b)は、Nothingの新しい「B」シリーズに属するモデルです。これまでのAシリーズよりもさらに下に位置する、より手に取りやすいラインとして展開されます。
ただし、単なる格安スマホではありません。120Hz OLED、Snapdragon 6 Gen 4、8GB RAM、大容量バッテリー、そしてNothing OSの体験をきちんと押さえた、かなり現実的なバランスの1台です。
詳細解説
Nothing Phone (4b)は、Phone (4a)シリーズの下に位置する新しい低価格モデルです。英国では299ポンド、欧州では329ユーロで発売され、発売日は7月17日とされています。
価格だけを見ると、Nothingの現行ラインナップの中ではかなり入りやすいモデルです。ただ、前年のPhone (3a) Liteと比べると少し高くなっており、単純に「最安を狙っただけ」のスマホではないことも分かります。
スペックはかなり堅実です。チップはSnapdragon 6 Gen 4、メモリは8GB、ストレージは128GBまたは256GB。ディスプレイは6.77インチの120Hz OLEDで、バジェット帯としては十分に見栄えのする構成です。
カメラは50MPのメインカメラにOISを搭載し、もう1つの超広角カメラを加えたデュアル構成です。カメラまわりは上位機ほど豪華ではありませんが、日常撮影には十分な内容を狙っているように見えます。
バッテリーは通常モデルで5,200mAh、インド版では6,000mAhとかなり大容量です。Nothing端末の中でもバッテリー持ちを重視したモデルになりそうで、ここはPhone (4b)の分かりやすい強みです。
“安いNothing”ではなく“入り口のNothing”
Phone (4b)で面白いのは、Nothingが低価格帯に対してかなり現実的なアプローチを取っていることです。
背面はプラスチックのユニボディで、上位モデルのような金属感や高級感は抑えられています。それでも、Nothingらしい透明感のあるデザインやGlyph Barの要素は残されており、見た目でNothingと分かる個性はしっかりあります。
つまり、削るところは削りつつ、ブランド体験の核になる部分は残しているわけです。
これはかなり重要です。低価格モデルでありがちなのは、安くするためにブランドらしさまで薄れてしまうことです。しかしPhone (4b)は、コストを抑えながらも「Nothingを使っている感覚」をできるだけ残そうとしているように見えます。
この方向性は、Phone (1)から続くNothingらしさともつながっています。Phone (1)は、スペックだけでなくデザインや体験で存在感を出したモデルでした。Phone (4b)も価格帯は違いますが、ただの無難な格安スマホではなく、Nothingらしい見た目とOS体験を重視している点がポイントです。
主要スペックまとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Nothing Phone (4b) |
| 位置づけ | 新Bシリーズの低価格モデル |
| 価格 | 英国:£299 / 欧州:€329 |
| 発売日 | 7月17日 |
| SoC | Snapdragon 6 Gen 4 |
| メモリ | 8GB |
| ストレージ | 128GB / 256GB |
| SIM | nano-SIM、デュアルSIM、eSIM対応(日本のみ) |
| ディスプレイ | 6.77インチ 120Hz OLED |
| カメラ | 50MPメインカメラ OIS + 超広角 |
| バッテリー | 5,200mAh / インド版は6,000mAh |
| OS | Android 16 |
| アップデート | 3年OS更新 / 6年セキュリティ更新 |
| 防水防塵 | IP64 |
| カラー | ホワイト / ブラック / ブルー |
米国では発売されず、英国、欧州、インドなどが中心の展開になるようです。このあたりは、これまでのNothingの低価格モデルと同じ流れですね。
テックファン視点での注目ポイント3選
1. Bシリーズで価格帯をさらに広げてきた
Phone (4b)は、Nothingの新しいBシリーズとして登場します。Aシリーズよりもさらに手頃なラインとして、Nothingのスマホを試しやすくする役割を担うモデルです。
Phone (1)の時代は、Nothingというブランド自体がまだ挑戦者でした。しかし今は、Phone (2)、Phone (4a)、CMF系の流れを経て、ラインナップ全体をどう組み立てるかという段階に入っています。
その中でPhone (4b)は、Nothingの入口を広げるモデルになりそうです。デザインやOS体験は気になるけれど、上位モデルまでは必要ない。そんなユーザーに向けた1台と言えます。
2. 大容量バッテリーが分かりやすい強み
Phone (4b)のスペックで一番分かりやすい強みは、バッテリーです。
通常モデルでも5,200mAh、インド版では6,000mAhとかなり大きめです。低価格モデルでは、処理性能よりもバッテリー持ちを重視するユーザーも多いので、この方向性はかなり実用的です。
120Hz OLEDと大容量バッテリーを組み合わせているので、普段使いではかなり満足度が高そうです。SNS、動画視聴、ブラウジング、地図、メッセージ中心なら、性能面でも大きな不満は出にくいでしょう。
3. 長期セキュリティ更新は好印象
Phone (4b)は、Android 16を搭載して出荷され、3年のOSアップデートと6年のセキュリティアップデートが約束されています。
Phone (1)のサポート終了を考えると、この更新方針はかなり重要に見えます。スマホは長く使うほどセキュリティ更新が効いてくるので、低価格モデルでも6年のセキュリティ更新があるのは安心材料です。
もちろん、GoogleやSamsungの最上位モデルのような超長期OS更新とは違います。それでも、価格帯を考えると十分に評価できる内容だと思います。
注意点もある
Phone (4b)はかなり魅力的なモデルですが、上位機と同じ感覚で見ると物足りない部分もあります。
背面はプラスチックで、カメラ構成もかなり実用寄りです。Glyphも上位モデルほど凝ったものではなく、あくまで簡略化されたGlyph Barとして見るのがよさそうです。
まとめ
Nothing Phone (4b)は、Nothingの新しいBシリーズとして登場した低価格モデルです。英国では299ポンド、欧州では329ユーロで、7月17日発売予定とされています。
Snapdragon 6 Gen 4、8GB RAM、6.77インチ120Hz OLED、50MP OISカメラ、大容量バッテリー、Android 16、3年OS更新と6年セキュリティ更新。価格帯を考えると、かなり堅実にまとまった1台です。
Nothingは初代でブランドの個性を打ち出し、今度はその体験をより手頃な価格帯へ広げようとしています。
もちろん、上位モデルのような高級感やカメラ性能を期待するスマホではありません。それでも、NothingらしいデザインとOS体験を手頃に楽しめる入口としては、かなり面白い存在になりそうです。
また、日本向け仕様ではeSIM対応が明記されています。これはかなり重要なポイントです。Nothingの低価格モデルで、nano-SIMに加えて日本だけeSIMにも対応するなら、国内ユーザーにとっては使い勝手がかなり良くなります。
一方で、国内価格や発売時期、取り扱いチャネルについては、正式な販売情報を確認してから判断したいところです。仕様表を見る限り日本市場は意識されていますが、実際にどの形で販売されるのかは続報を待ちたいですね。
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情報元(Source): 9to5Google
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